日々のなぞらえ日記

　奈良の大佛様といえば、みなさまご存じの写真を連想すると思いますが、大佛様の後ろにもたくさんの佛様たちがおられます。専門的には、「化佛」（けぶつ）といいます。
　大佛は象徴的存在で宇宙の根本をあらわすという説もあります。そしてその背後には多くの世界があり、それぞれの佛がいると言うことを示すのがこの化佛の存在です。・・・少し、哲学的になりましたが・・・皆さん、奈良へ行ってもこの存在、気がついていますか。気がつかれなくても、皆さんをいつも、いつまでも、時空を超え温かく見守っているのが「ほとけさま」です。このような世界を意識するのも「奈良ではこそ」です。・・・て、なんて、言いましたが、今夜は「奈良漬け」を食べて寝ますか。本当に、「ごちそう～さ～ん」・・・明日は、どんな奈良につかるとしましょうか。あなたなら（「奈良」）どうしますか。明日をお楽しみに！　

　　　　　　　　　　　　　　東大寺大佛光背の佛たち



　トリミング拡大処理をしたものです。色も少し明るくしました。
　　　　　キャノンEOS20Dで、超望遠で堂外から撮影しました。

近江万葉人一口湖等夢（おうみまんようびとひとくちとこらむ）　
　最近、よく疑問に思うことがあります。多くの観光写真のコンテストがありますが、よく観光地の朝景色、夕景などが入選しています。
　実際、観光客がいける時間は、大半は9時半から3時頃までが、多いと思います。早朝の景色が入選していようと、観光客には見られぬ世界が多いのです。早朝の景色でないと入選できないと言う声も聞かれます。今のコンテストは、実態と乖離した世界でないと入選は、無理なのでしょうか。もちろん、腕の良さもありますが。そんなことに、疑問を感じる今日この頃です。

本日のアクセス、ありがとうございます。
近江万葉人（おうみまんようびと）